Mr.Childrenというバンドの歴史

快進撃は90年代の黄金期より

スターダムにのし上がった作品として

ここで仮に、ミスチルといえばこれまで発売してきた楽曲の中でどれが一番の名曲かという質問をしたら何を挙げるだろうか。人によって個人差はあっても、1つのアーティストの発売してきた楽曲でシングル化されているものと焦点を絞れば意外と特定の楽曲がピックアップされます。その代表的な曲といえば何かというと、

このようになっています。ミスチルといえば今でも活動は続けていますが、やはり90年代に発表した楽曲が上位にランクインしている。その中にはミスチルとして最大のヒット作も含まれているものもあれば、中にはこれぞミスチルの真骨頂とも言える楽曲も含まれています。

数々の人気作を発表し、その名を不動のものとしたミスチル。こうした楽曲から見ていくと、彼らが発表する曲の良さや深さを堪能できるのだろうが、学生ではまだまだ理解しきれないような部分も含まれている。人生の酸いも甘いも経験しているからこそ共感できる、またはシュールすぎるからこそといった内容の歌詞も多く見られる中でもミスチル人気を支えた名曲たちの素晴らしさはどんなところにあるのか。

年齢層は若干高め

中学生の頃、周囲は『ミスチルは良い!』、『ミスチル聴いていないの?』、『時代遅れすぎ、ワロスww』的なことを散々言われた記憶がある筆者だが、そもそも中学生の時分では共感どころの話ではないはずだ。まだ親に連れ添っていなければまともに生活することすら出来ない年齢でミスチルの歌詞が理解できる、なんてどこの昼ドラですかといった話だ。確かに凄いことには凄いだろう、だが学生たちがここぞとばかりにミスチルの良さを語るのはそうした恋愛ソングの中でも、万人向けに制作されたような楽曲ではないでしょうか。

例えば『Innocent World』、当時アクエリアスのCMにタイアップされていたこともあって学生はもちろん、社会人ですら耳にしていた楽曲の1つだ。人気ランキングで4位を獲得したこともあって、その地位は確かなものといえますが、ここで考えてもらいたいのがやはり歌詞でしょう。この作品における詞は桜井さん自身制作するのに困難を極めたとのことで、プロデューサーを勤めていた小林さんからも『今の桜井自身が放てるメッセージにするべきだ』というアドバイスの下に、書き直しをさせたというのだ。その理由にはこの楽曲こそMr.Childrenというバンドの今後を左右する分岐点になる、そう見たからだという。

その読みは大きく当たり、苦心して完成した今作はミスチルが活動してきた中で当時最高の売上を記録し、ミスチルというバンドを語る上で歴代3位の売上を記録した。ダブルミリオンこそいきませんでしたが、この作品があったからこそミスチルというバンドの地位は不動のものになったのです。

中高生の熱い支持を

中高生にはまだまだ年代的に高すぎる歌詞の楽曲もありましたが、90年代後半頃に発売した楽曲の影響によって学生たちからの人気を勝ち得た。それが『終わりなき旅』であり、『名もなき詩』なのです。刻まれた歌詞は思春期、それも進路決断に迫られた青少年たちにとってはこれほど励まされた言葉はなかっただろうといった、そんな哀愁ただよう内容が記されている。特に『終わりなき旅』に関しては1年半ほどの活動休止期間を挟んでいただけに、新曲を待ち遠しく思っていたファンたちも多くいたからこそのヒット、とも言える。

98年ともなればミスチルは既に音楽業界におけるヒットメーカーであり、トップミュージシャンとして認識されていた。そんな彼らが送り出す楽曲は街に出てもあちこちからBGMで流れてくるほど、耳にしないほどだったことを覚えている。

ヒット作の中心は

ミスチルのヒット作といえば、やはり日本音楽の全盛期である黄金時代にリリースされた物が中心といえる。この頃学生だった人々にすれば懐かしいと感じることもあれば、聴いていると思い出したくないこともあるけれど、良い思い出だったと振り返ったりすることもあるでしょう。筆者が本格的にミスチルの音楽にハマったのは高校卒業する前後だった。その頃にはもう語るまでもなく、ミスチルを知らない方がおかしいと言われるくらいの立場になっていましたが、まぁそれはそれとしてだ。

ミスチルの人気は90年代で基盤を固め、その後は安定した人気とセールスを記録し続けます。00年代からは誰もが知っているヒットバンドという位置づけから、『誰もが憧れて、目指すべき目標とする超人気バンド』という風に肩書が変化したと個人的には認識している。

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