Mr.Childrenというバンドの歴史

若者のすべてという有名作

豪華すぎるキャスト

ミスチルの人気が最早不動のものとなった『Tomorrow never knows』を主題歌に添えて放送されていたのが、94年に放送されていた『若者のすべて』という作品になる。今作は先の同級生とは違ってまだそこまで過激な内容ではない。ただ当時のことを考えても、今では放送するのが難しい作品の一つに数えられているという。そこにどんな理由が隠されているかは不明とはいえ、中には早く放送してくれないかと待望している人もいるほど。

中でも一番注目してもらいたいのが、今作に出演しているキャストが凄い。主要人物だけ取り上げても、

といったメンツで構成されています。放送する分には問題ないように見えますが、大人の事情で地上波はもちろん、映像ソフトとしても発売されていないので闇が深そうだ。

ではこのドラマがどういう内容なのかを最初に見ていこう。

作品概要

今作の特徴として、友人だった人間たちが離れて生活するようになるも、いつまでも前を歩いていくことが出来ない、あるいは踏み出したくても踏み出せない、そんな人々の群像劇が描かれている。中でも『22歳』という、大学生が卒業して社会人となる節目の年をテーマにしていることから、子供から本当の意味で大人になろうとする人々の心情などが克明に描かれている。

ただ1つ言えるのが主要人物の大半が最初は闇を抱えており、それらをどう解消していくかが焦点だ。そんな点を踏まえて自分たちに何が出来るのか、人間模様が展開されていく。では簡単にあらすじを見ていこう。

あらすじ

原島哲生は事故死した両親が残した自動車修理工場を営み、心に深い傷を負った妹の世話をしながら質素ながらも細々とした生活を続けていた。彼が営む工場周辺には、父の跡を継ぐために医大生になろうと4浪している浪人生、女優を目指して奮闘する女性に、商社に勤める女性などが生活をしている。そんな彼らの前から姿を消した上田武志という同級生がいた。彼が友人たちの前からいなくなったのには、自身の責により昏睡状態に陥ってしまった守という友人が関係していた。

やがて武志が再度街に舞い戻ってくる中で、それぞれの動き出した時間がさらに加速していくこととになる。

守と武志、そして哲生

今作では哲生と武志、そして守の友情がもたらしたある悲劇的な事故がきっかけで彼らの運命の歯車を狂わせてしまった。それは哲生の両親がまだ存命だった頃の話、工場の経営が上手く行かずに資金繰りに困っていることを知った守と武志が危ない橋を渡って金銭を融通しようとしたのです。しかし目論見が外れてしまい、守はその筋の人間たちに捕まってしまい、武志はなんとか逃げ延びるのに成功した。

植物状態にまで追い込まれた守を助けるために武志は必死で働き、彼のために金を稼ぐ。そして奇跡的な回復を見せて話せるまでになるも、それはほんの一時のことでしかなく、近くして守は他界してしまった。その後自暴自棄となった武志は失踪してしまい、哲生達の必死の捜索と呼びかけによって哲生とも和解をすることに成功する。

物語はこのまま大団円へと向かうと思われたが、そうは問屋が卸しませんでした。

刺傷され、重症を負いながら

同時期に武志には半ばストーカーじみた行動をした千鶴子がいて、彼女に対してそんな気持ちを持っていなかった武志が自分を置いていったと勘違いしたことから、哲生と武志を刺します。その後千鶴子を説得して一件落着となるはずでしたが、数日後に二人はまた別の人間に刺されてしまうのです。実は千鶴子を負う最中に揉めている最中に仲介に入った男性を武志が暴行してしまった。この男性が正しいことをしたのにと逆恨みして、二人を何ヶ所も刺してしまったのです。

その後笑いながらタバコに火をつけて去っていく姿でエンドロールという、何とも歯切れの悪い終わり方を迎えてしまうのだった。結局、哲生と武志がどうなったのかがファンの間で物議を醸している。

最後の最後でインパクト十分

ドラマの展開として見ればこの時代にありがちなものですが、最後に主役級二人が刺されて瀕死の重傷を負って、タバコを吸いながら仲間の元へと歩いて行くという終わり方。これはかなり想像力を駆り立てられる展開といえる。何せ主人公たちが死んだかどうかは観る側に全て一任されているので、結末は人によって色々だ。大多数の意見ではハッピーエンドを望んでいるが、中には最悪の結末を迎えてしまったという事態を想像した人もいるでしょう。

同級生ほどではありませんが、社会派ドラマとして若者達の苦悩を描いた作品だっただけにミスチルの楽曲がよく冴えたと言える。ある意味『Tomorrow never knows』を売り上げるために作られたドラマと言っても過言ではないはずだ。

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