Mr.Childrenというバンドの歴史

ミスチル最大ヒット作も、やはり伝説的なドラマで

Tomorrow never knowsという名曲

90年代のみならず、ミスチルというバンドを象徴する楽曲はCROSS ROADから次いで次次作に当たる作品から生まれた。この曲は当時を知らない人、ミスチルをよく知らない人、中には一度も聴いたことのない人といった括りを超えて、日本の音楽史という点で知っておかなければならない点ともいえる。経済的な影響は当時を象徴するように、日本の音楽市場全盛期といえるほどの記録を伸ばしていた中で生まれたメガヒット作、それが『Tomorrow never knows』だ。

これはミスチルにとって最大のヒット作であり、ダブルミリオンを記録した唯一の作品となっています。ダブルミリオン、つまりは200万枚なわけですがどんなに凄く、国民的に愛されたという歌手であってもダブルミリオンという記録を打ち立てた人でも10作というような数を列挙することはない。一曲でも200万枚なんてセールスを記録すればそれだけで立派なことなんです。ミスチルと同じ、あるいはそれ以上の地位にいるバンドですら2枚、あるいは3枚という僅かながらの枚数しかない。

昨今ミリオンを記録して凄いと方々から空っぽな応援が込められている某アイドルグループの捏造された売上とは訳が違う。ちなみに一度もダブルミリオンを記録していない点からも、その場限りでしかないのが見て取れるので、これでもしダブルまで行ったらまた話は違ったのかもしれませんね。

そんなミスチル最大のヒット作であり、彼らを語る上で外すことの出来ない今楽曲の勢いは発売したばかりの頃から凄かった。

売上の推移として

innocent worldの人気、そして発売していた『Atomic Heart』がヒットを続けている中で発売された『Tomorrow never knows』、これだけでも売れる事間違い無しと太鼓判だった。発売した初動売上は前作を遥かに超える記録を打ちたて、発売してから3週目で累計売上が100万枚に到達したのです。初動売上で100万枚も確かに凄い、特典だけでしか売上を伸ばせないアイドルグループは除くとしても、実際にそうした時代があった。

そしてミスチルも時代の波に乗り遅れないようにとヒット作を生み出していたが、それが今作の空前たる大ヒットに繋がっていく。売上はドンドン伸ばしていき、最終的に『280万枚』近くまで伸びたことは誰もが知るところだ。さすがにトリプルミリオンとまでは行かなかったが、それに迫る勢いで人気を博した。参考までに昭和中期に発売された『およげたいやきくん』はセールスが500万枚というありえない売上を記録しており、シングルCDとしてこの記録をいまだに打ち破れてはいない。

もう既に打ち破るというか、打ち立てられるような楽曲が登場するとはいえない状況なので塗り替えるのも不可能と言っていいだろう。

印象的な

筆者が今楽曲を知ったのはPVでの印象から来ている。知っている人は知っているが、今作のPVはオーストラリアのグレート・オーシャン・ロードにある断崖絶壁でヘリコプターを使用した撮影となっている。この映像が印象的で、『Tomorrow never knowsといえば崖!』といった偏見を持っていた。それについては悪いことではないでしょう、事実として筆者もこの楽曲はまだミスチルというバンドを深く知る前から今作の存在は認識していたので、それだけミスチルの人気と影響は知らない子供にも届いていたということだ。

余談として

ちなみに今作の撮影中は冬に行われたのだが、撮影期間時に日本ではレコード大賞の授賞式が行われており、ミスチルは前作『innocent world』がレコード大賞を受賞したのだ。撮影を切り上げて日本へとんぼ返りする、ということはなく、当日は大賞受賞者がいない状況で行われたことも有名な話です。代理として所属事務所の社長がかわりにトロフィーと喜びのコメントを披露するという異例の事態になったことも、ミスチルを語る上で外せない。

その撮影というのが『Tomorrow never knows』であり、ミスチルにとっては色々な意味で因縁めいた作品になった。

この作品もまた

絶望の先には希望がある、そんな応援ソングとして諦めないという意思を垣間見させてくれる楽曲になっていますが、今作もまたタイアップしたドラマが影響している。主題歌として考えられただけに、シンプルすぎるほど的確な歌詞が異様なくらい似合っていると感じるが、逆にこのドラマの内容で考えたらかなりシュールになるのではとも言えるくらいに当てはまっているのが怖いところ。それくらい合っているという話で、けなしているわけではない。

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