Mr.Childrenというバンドの歴史

CROSS ROADと同窓会

ミスチルが本格的に知名度を上げた作品

ミスチルもこれまでヒット作を作り出すため、数々の楽曲をリリースしては作品とのタイアップをして売り出している。業界においてよくある手法といえますが、ミスチルも例外なく利用していた。ただ彼らの活動は90年代始めからが主流と言える時期なので、この頃に制作されていたドラマというのがセンセーショナルなものから、今となっては二度と地上波の放送ではO.A.出来ないような作品まである。その数はいざ知らず、自分たちがかつて見ていたドラマの再放送をしないかと待ち望んでいても、それは絶対に叶わないといったような作品もある。

彼らがタイアップしたドラマの中にもそうした放送禁止、出来ない作品とタイアップしても曲だけは未だに愛され続けているといったケースもあった。当時を知る人はドラマあってこその楽曲といえるでしょうが、ドラマを知らない人にすれば名曲という一言で完結できます。しかしそれではいけないと考えている人もいる、なのでタイアップしたドラマと楽曲との繋がりなども含めていくつか紹介していこう。

まず初めに見ていきたいのが、ミスチルが本格的に多くの人に認知され始めた作品であり、後に発売されるinnocent worldのヒット作を創りだしたといえる『CROOS ROAD』という楽曲を語らなくてはならない。人によってはミスチル最大の『名曲』とも言われている今作ですが、このシングルが発売されたばかりの頃はそこまで目立った知名度はまだなかった。

ミスチル初のミリオンセラー作

ミスチルといえば数多くの名作を生み出し、かつミリオンセールスをシングル・アルバムと何作も連続して発表していますが、一番最初にミリオンを記録した楽曲とは何かという話に触れてみたい。彼らがこれまで多く発売してきた楽曲で、ミリオンを最初に記録したのが他でもない『CROSS ROAD』だったのです。ただミリオンを記録するまで非常に緩やかで、少しずつ売上を伸ばしていったことから、最終的には120万枚というセールスを記録した。

当時のお化けコンテンツの中ではやや控えめというには十分すぎる、デビューして1年目の新人が記録した数字としては十分すぎるでしょう。その約1年後にはダブルミリオンを記録するという快挙を打ち立てている点を考えると、ミスチルというバンドが売れ始めたという原点は今作を挙げずして語れません。

タイアップあってこそのヒット

今作がヒットしたのも、当時にすれば斬新かつ前衛的でこれまでになかったテーマを取り上げたドラマだからこそ、話題を集めたと言える。初登場こそ9位というかなり粛々とした位置に付け込み、ゆっくりと売上を伸ばしていく中で最高位を6位にまで浮上させた。ランキングで見れば上位5位までに至っていないので納得出来ないと思う人もいるでしょうが、当時はアホが付くほどシングルCDが売れていた時代ですから、逆に言えば発売してから数週間後に9位から6位にまで上がった方が奇跡と言えるでしょう。

チャートイン回数もミスチルというバンドで見れば50回という破格の記録で、最長記録だ。ちなみにいえば、筆者が知るかぎりでは中島みゆきさんの『地上の星/ヘッドライト・テールライト』は通算で180週近くもランクインするという記録を打ち立てているので、これと比較すると数字の凄さが実感できないかもしれないが、一つの楽曲が50回も記録するというのはそれだけ名誉であり、愛されていることの証明なのだ。

活動記録としては

ミスチルとしての記録において、CROSS ROADという楽曲があってこその意味をきちんと認識する必要がある。なぜなら今作があったからこそその後のヒット作にも繋がり、ミスチルというバンドをより大勢の人に知ってもらえるきっかけにもなっているからだ。もし今作がなければミスチルはいなかったともいえるくらいに重要な作品であり、後のinnocent worldにしてもバンドの分岐点になるとまで言われていたのがよく分かるはず。

売れるべくして売れていたならともかく、売れていない時代を経験しているからこそのミスチルの、血の滲むような努力があってこその楽曲が今作のヒットを生み出したともいえます。ただそれにしては

今作のタイアップになっていたドラマの印象がとてつもなく凄い。正直ドラマの印象だけで主題歌のイメージなんてないのではと、そう思えるくらいのドラマだ。

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